免疫細胞療法

免疫細胞療法とは?

体の中の、がんと戦うリンパ球や樹状細胞などの免疫担当細胞を用いて、自分自身の免疫力でガンの治療を行うのが、免疫細胞療法です。

外科手術や化学療法、放射線療法に続き、第4の治療法として期待されています。

 
リンパ球 樹状細胞リンパ球 樹状細胞

がん 治療

免疫細胞??

CAT

 動物には生まれつき免疫とよばれる働きが備わっており、体の中に侵入した細菌やウイルスを、体の中から取り除く働きがあります。予防注射もこの原理を応用したもので、予防注射を行って免疫をつけると、そのウイルスは体の中に入ってこられなくなります。

 
体の免疫は、がんができたり、転移したりすることとも、密接な関係があります。体の免疫力が低下した状態では、がんができやすくなることが知られています。

 がんは通常、手術や抗がん剤、放射線で取り除こうとするのが一般的ですが、近年はこれとは別に、体に生まれつき備わっている免疫の力を利用したり、免疫の力を強めたりすることで癌の発症や進展を抑えようとすることが試みられています。

これが免疫療法と呼ばれているものです。

特異的免疫療法

樹状細胞療法

がんを狙い撃ちすることで、攻撃力の高い免疫反応が期待できます。

非特異的免疫療法

活性化リンパ球療法

攻撃力は高くはないが、免疫力を全体的に高めることが出来ます。

免疫細胞療法の流れ

CAT

〜活性化リンパ球療法〜

・ワンちゃん、ネコちゃんから採血(10-12ml)をします。
・採取した血液からリンパ球を回収します。
・そこに薬剤を加えてリンパ球の活性化・増殖を行ないます。
・2週間後、およそ1,000倍に増えたリンパ球を洗浄・回収し、点滴で体内に戻します。

CAT

〜樹状細胞ー活性化リンパ球(DC-CAT)療法〜

・ワンちゃん、ネコちゃんから採血(12-18ml)をします。
・採取した血液から樹状細胞とリンパ球を回収します。
・すりつぶしたがん細胞(腫瘍組織)を、樹状細胞と一緒に培養します。
・樹状細胞はリンパ球にがんを特異的に攻撃させるための目印を持つ細胞です。
・この樹状細胞を活性化して、1,000倍に増やしたリンパ球と一緒に投与することで、がん細胞に対してより特異的に攻撃させる治療です。

免疫細胞療法のメリット

樹状細胞療法

・副作用がほとんどなく、動物への負担が少ない

・他の治療法と併用でき、相乗効果が期待できる
・延命効果が見られる
・QOL(生活の質)が上がる
・難治性疾患への可能性
・腫瘍の成長抑制、再発や転移の予防が期待できる
                         など

幹細胞療法 幹細胞療法 
動物病院 予約

当院は完全予約制です。まずはお電話でご相談くださいますよう、お願いいたします。夕方、土日、祝祭日は混雑が予想されますので、お早めに連絡いただけますようお願いいたします。

動物病院 電話番号動物病院 電話番号
動物病院 web予約動物病院 web予約