フェレットについて

~フェレットについて~

 フェレットは食肉目イタチ科に分類される動物です。現在は野生のフェレットは存在せず、ヨーロッパケナガイタチが最も近い種類と言われています。

 ペットとしての歴史は古く、人に飼育されるようになったのは2000年以上前とされています。もともとはウサギの狩りやねずみ駆除などを目的に飼育されていました。知っていました?



 現在、日本で飼われているフェレットの多くはマーシャルファームやパスバレーファームなど北米の繁殖施設(ファーム)から輸入されています。特徴としては生後5-6週で去勢や避妊手術、肛門嚢の切除を実施してからペットショップなどに引き渡されています。ファームによっては証明のためにマイクロチップや入れ墨が体に入っていることがあります。確認してみてくださいね。

 

フェレット 相模原

~フェレットの特徴~

フェレット 町田

 フェレットは1日のうち多くを寝て過ごし、ご家族の生活時間に合わせて行動します。また、吠えたり鳴いたりもほとんどありません。

 また、好奇心旺盛で探検・詮索が大好きです。そのため、誤食や落下など事故が多いので注意が必要です。

~フェレットの飼育~

フェレット 大和

 まず、なるべく大きなケージを用意しましょう。ケージの中にはトイレと寝床となるハンモックや潜り込めるようなものを用意しましょう。えさ入れやお水の容器はひっくり返されないように固定できるものが理想的です。フェレットはケージの隅で排泄する傾向があるため、トイレはケージの隅に設置できるタイプを選びましょう。トイレの中にはペットシーツや猫用トイレ砂などを使用できますが、食べたりかじったりする子もいるので注意してくださいね。

 フェレットは、特に若い子は常に活発な子が多く、ケージの外でも運動させてあげましょう。しかし、狭いところに入り込んだり、食べてはいけないものを食べたりすることも多いので、十分注意してください。

 
 フェレットは複数飼育が可能です。性格的に合わない子でなければ同じケージで飼育されている方も多く、通常はあまりケンカなどもしません。新しい子を迎える際は、以前からいた子が下痢や食欲不振になったりする子もいるので様子を見てあげてください。また、非常に攻撃的な子も稀にいますので。その場合はそれぞれ単独で飼育してあげてください。
 
 フェレットに最適な温度は15-21℃です。汗腺をもたないので汗をかけません。そのため30℃を超える場合は熱中症に注意が必要です。

~フェレットのごはん~

フェレット 座間

 フェレットは完全な肉食動物であり、たんぱく質や脂質を主に摂取しています。そのためフェレットの消化管は炭水化物や食物繊維の消化・吸収が苦手です。そのため、高脂肪で良質な動物性たんぱく質を主体とし、炭水化物や食物繊維が少ないご飯が理想的です。ペットで飼育する場合はフェレット専用フードをメインに与えましょう。

 フェレットに必要なカロリーは、年齢や健康状態によっても変わりますが、体重1kgあたり200-300kcalと言われています。フェレットは食べたものが便になるまでが早く、代謝率も高いため、ごはんはいつでも食べられるようにしましょう。通常はごはんが適切であれば肥満になる事はほとんどありません。しかし、脂肪分が多いご飯やおやつの与え過ぎ、病気の子は注意が必要です。まて、フェレットは季節により体重が変化しやすく、特に若い子は冬に体重が増える傾向にあります。

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