シマリスについて

~シマリスって?~

 シマリスはげっ齧し歯目、リス科、リス亜科、シマリス属に分類され、同じリス亜科にはプレーリードックやジリスなどが含まれます。

 一口にシマリスと言っても、「○○シマリス」と名前の付くシマリスは24‐25種ほど存在します。そのうちシベリアンシマリス1種のみがユーラシア大陸から東アジアにかけて生息しています。(残りはすべて北米大陸)その名の通り、共通して体や顔に縞模様があり、頬袋を持ちます。

 

シマリス 相模原

~野生のシマリス~

シマリス 町田

  •  シマリスは昼行性で、群れをなして生活しています。日の出とともに活動し、日没の頃に巣穴に戻ります。ニホンリスのような樹上性のリスと、ジリスのような地上性のリスの両方の特徴を備えた半樹上性の生活をしています。巣穴は樹洞ではなく地中に作り、冬眠もそこでするため、穴掘りが得意です。繁殖シーズン以外は単独生活をしています。食餌は植物質を中心とした雑食性で、季節によって異なり、木の実や芽、花、昆虫などを食べています。冬になると冬眠します。冬眠中眠り続けるわけではなく、3‐7日に1回の割合で起きて、蓄えた餌を食べたり、排泄した後にまた眠るといった行動を繰り返します。

~シマリスの特徴~

デグー 飼い方

  •  被毛は通常、茶色やこげ茶~黒色、クリーム色で、お腹は全体的にクリーム色をしています。なんといっても特徴的な縞模様がみられ、体幹部には通常合計5本の縞があります。この縞模様は野生では保護色となり、天敵から目立ちにくくなっています。換毛は年に2回、春と秋に行われます。
  •  前肢は4本、後肢は5本の指があり、前肢の親指は痕跡程度しかありません。前肢は非常に器用で、物を持つことも出来ます。爪は非常に鋭く、木を登ったり、穴を掘ったりするのに役立ちます。
  •  尾は長く、バランスをとったり、眠るときに巻きつけたり、コミュニケーションツールとしても役立ちます。
  •  視覚、聴覚、嗅覚はいずれも優れています。特に視覚は非常によく、左右ほぼ360°見ることが出来ます。
  •  切歯(前歯)は常生歯で、生涯伸び続けます。シマリスには頬袋があります。ちなみに同じ仲間のプレーリードックにはありません。また、シマリスには肛門腺はありません。プレーリードックには特徴的な3つの肛門腺があります。

~シマリスの飼育~

  •  シマリスの飼育環境は、運動量と好奇心を満たす環境を用意することが大切です。巣箱や登り木が入る出来るだけ大きなケージを用意し、フルスペクトルライトを設置して利用するのが理想的です。
  •  また、「隠れた餌を探す」「獲得した餌を隠す」などを満たしてあげるアイテムを用意してあげることも大切です。シマリスが持っている本来の行動レパートリーをできるだけ満たし、ストレスを溜めずに、いかに生活できるかが大切です。

~シマリスのごはん~

シマリス 大和 座間

  •  野生のシマリスの食性は四季それぞれで異なり、特に冬眠や繁殖といったイベントを軸に変化します。しかし、ペットのシマリスにはそこまで変化させる必要はありません。
  •  理想的には、ペレット(専用フードや実験動物げっ歯類用、サル用)を60%、果実と野菜を30%、堅果や種子を10%与えるとされています。ウサギやモルモット用のペレットやハムスター用のシードミックスは好ましくありません

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