ウサギについて

~ウサギについて~

 一般的にペットとして飼育されているウサギは「カイウサギ」と呼ばれています。もともとはヨーロッパに広く生息している野生種のアナウサギを飼いならしたウサギです。ペットとして飼育されているウサギは、現在世界中で200品種以上存在し、体の大きさや形、毛の長さや毛質など、様々なバリエーションがみられます。

 日本にも野生のウサギは生息していますよね。日本の野生のウサギは「ノウサギ」で、英語では「ヘアー」と呼びます。ちなみにアナウサギは英語で「ラビット」と呼ばれます。知っていましたか?
 

ウサギ 相模原

~ウサギの特徴~

うさぎ 町田

 ウサギで特徴的なのは耳ですよね。耳は、体の大きさにもよりますが、品種により形や大きさに大きな違いがあります。ロップイヤーなど耳の垂れている品種は耳垢がたまりやすく、外耳炎になりやすいので注意しましょう。

 身体の大きさも様々です。ネザーランドドワーフやドワーフホトなどの小型種では体重が1kg以下の子もいれば、フレミッシュジャイアントやフレンチロップなどの種類では4-5kg、場合によっては10kg近くになる子もいます。

 ウサギの被毛は細くて軽くて柔らかいです。そのため、アメリカンファジーロップやアンゴラなどの長毛種の場合、毛が絡まりやすく毛玉ができやすいです。そのため皮膚のトラブルも起きやすいので注意しましょう。また換毛期(毛が生え変わる時期)では毛づくろいなどの時に抜けた毛を食べてしまい、毛求症などを引き起こす可能性があるので注意してください。

~ウサギの飼育~

ウサギ 大和

 ウサギを飼育するうえで必要なものはケージ、食器、給水機、巣(シェルター)、トイレ、床材などがあります。

 巣はウサギが安心して隠れるための場所になります。床材は足や爪や引っかからないようなもので、掃除や管理がしやすいものを選びましょう。ウサギは決まった場所に排泄する習性があるため、トイレをセットしておくとお掃除しやすく、衛生的に保ちやすくなります。ケージはこれらのものがセットできる、十分広いものを選びましょう。

 食器は硬くて重いものにしましょう。プラスチック製のものなどではかじってボロボロにしたり、破片を飲み込んだりと、予期せぬトラブルを引き起こす可能性があります。また、軽いとひっくり返してしまう恐れがあります。おススメは陶器製の重くてかじれないもの、または壁や床に固定できるタイプが良いです。牧草は直接床においても問題ないですが、専用のフィーダーがありますので、フィーダーを使用することをお勧めします。お水は器タイプよりも、ひっくり返したり汚れにくい給水機タイプ(ボトルから飲むタイプ)が理想的です。

 ウサギを飼う上で注意しなければいけないことがいくつかあります。まず、ウサギはかじることや掘ることが大好きです。お部屋の中で遊ばせたりする場合、電気コードや家具の角、壁や絨毯など、、、かじったり掘ったりすることで、場合によってはケガや病気につながる危険もあります。ケージの中やお部屋など、ウサギが活動する範囲に事故や病気につながるようなものはないように注意しましょう。

~ウサギのごはん~

ウサギ 座間

 ウサギは草食動物で、生息している地域や季節により変わりますが、野生では木の葉や樹皮、種子、根っこなどを食べています。

 ペットのウサギの主食は牧草です。牧草はいつでも食べられるようにしましょう。これに少量の野菜を与えられると理想的です。しかし、野菜は繊維の量が少なく水分が多いため与えすぎはあまり好ましくありません。食べ過ぎにより健康に悪影響を及ぼす恐れもあります。ここに少量のペレットを与えることで、栄養の偏りを補います。

 ペレットはエネルギー量が高く、線維が少ないため与えすぎに注意しましょう。目安は1日当たり体重の1-1.5%程度(体重1kgの子の場合、1日あたり10-15g)とし、2-3%以上与えないようにしましょう。

 

 ウサギは16時から8時までの間によく食べます。この時間内に数回に分けて与えられると理想です。ご家族の生活時間にもよりますが、朝と夕方(夜)にペレットや野菜類を与えましょう。

 ウサギは食べ物の好みが激しい動物です。好き嫌いが激しく、新しい食べ物、や食べたことないものに対しても警戒心が強いです。牧草やペレット、野菜を与える時は好みに合ったものをさがし、変更する場合は急に変更せず、少しずつ混ぜるなどして徐々に変更していきましょう。

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