~注意!?こんなもので??~
ひやっとするお話
みんさん、こんにちは!
先日、夜間に1本の電話がかかってきました。
「うちのワンちゃんが、呼吸できずに、苦しそうにもがいています」
詳しくお話をうかがうと、つい先ほどまで元気にしており、ごはんやおやつもモリモリ食べていたそうです。
さて、何が起こっていたのでしょうか?
今回は身近な危険についてお話します。
病院に到着したときにも、ワンちゃんはとても苦しそうで、口をパクパクしながらもがいていました。
よだれもたくさん出ていて、明らかに危険な状態です。
すぐに、状態を確認して、呼吸できるように首を伸ばしてあげて、酸素をかがせてあげると少し落ち着きました。
首のところに触れてみると、
「ん?」
何か違和感が…
落ち着いたところでレントゲン撮影をしてみると…
すぐに、状態を確認して、呼吸できるように首を伸ばしてあげて、酸素をかがせてあげると少し落ち着きました。
首のところに触れてみると、
「ん?」
何か違和感が…
落ち着いたところでレントゲン撮影をしてみると…
なんと、こんな状況…
みなさん、わかりますか?
呼吸するための入り口である咽頭から喉頭にかけて何か詰まっています!
これは苦しいですね。
ご家族に話を伺うと、おもちゃでは遊んでいなかったし、変なものを食べたりかじったりしている様子はなかったとのこと…
慎重に詰まっているものを取り除いてあげると…
2cmにも満たない歯磨きガムでした!
取り除いてあげるとすぐ、呼吸は安定し、すぐに立ち上がれるようになりました。
たとえ歯磨きガムでも、このような状態になる可能性があります。もう少し気づくのが遅かったり、つまりどころが悪ければ、亡くなってしまう可能性もありました。怖いですね。
普段から、与える機会も多い歯磨きガムやジャーキーなどおやつ。
もちろん、与えてはいけないものではありません。
しかし、慌てて食べ食べたり丸のみしたりした場合はもちろん、体の小さい子や高齢の子、持病を持つ子などは飲み込む力が弱くなっていたりするため、注意が必要です。
「普段から与えているから、大丈夫だろう」と考えず、その子の性格や状態、与えるシチュエーションや与える物の大きさや形を、一度見直してみるのも大切ですね。
もちろん、与えてはいけないものではありません。
しかし、慌てて食べ食べたり丸のみしたりした場合はもちろん、体の小さい子や高齢の子、持病を持つ子などは飲み込む力が弱くなっていたりするため、注意が必要です。
「普段から与えているから、大丈夫だろう」と考えず、その子の性格や状態、与えるシチュエーションや与える物の大きさや形を、一度見直してみるのも大切ですね。