大和 動物病院

~うんちのチェックポイント~

毎日「うんち」の様子をチェックしてますか?

先日LINEのメッセージで、「うんちのチェック」の話をさせていただきました。後日、もう少し詳しく聞きたいというお声を頂いたので、今回はもう少し詳しく「うんちのチェックポイント」についてお話しします。

前回、おうちでうんちを確認する際に、色・量・硬さ・回数・におい・形・表面の状態をチェックしましょうとお話ししました。「この色は大丈夫?」「硬すぎるかな?」など、様々な疑問があると思いますので、わんちゃん・ねこちゃんを例に、少し具体的に書いてみよと思います。

 
<わんちゃん、ねこちゃんでのうんちのチェックポイント>

【色】
いつも食べているごはんよりも少し濃いめ。薄茶~焦げ茶色。
黒いと胃や十二指腸での出血、赤いと結腸や直腸からの出血、白いと消化不良や吸収不良、代謝の異常などの可能性あり。
 
【量】
1回に2~3本ほど。
量が多いと下痢やアレルギー、少ないと食欲不振や便秘などの可能性あり。
 
【硬さ】
つかんでもくずれず、ペットシーツや地面にべたっとくっつかない。
軟らかいと軟便や下痢、硬いと便秘などの可能性あり。
 
【回数】
1日に1~2回。
多いと消化管運動の亢進やアレルギー、少ないと便秘や閉塞なども可能性あり。


 

【におい】
あまりにおいはきつくない。
においが強いと消化不良や吸収不良、ごはんの品質が悪いなどの可能性あり。
 
【形】
棒状でコロッとしたイメージ。
形が変形していると、大腸や肛門などの腫瘍や会陰ヘルニア、前立腺の病気などの可能性あり。
 
【表面の状態】
少し湿って艶がある。
粘液や血がついている場合は、直腸や結腸の出血や炎症などの可能性あり。
 
 
 
年齢や種類、持病の有無などでも大きく変化するため、「いつもと一緒かどうか」が大切です。どんなささいな変化でもいいので、少しでも疑問を感じたら、一度先生に相談してみましょう!
 

うんち検査